2006-01-01から1年間の記事一覧

"Rock ‘n’ Roll High School"

リチャード・ヘルがNew York TimesのOp-Edに寄稿!! 内容はCBGBの移転。

イラン攻撃はあるか?

The aircraft carrier Eisenhower, accompanied by the guided-missile cruiser USS Anzio, guided-missile destroyer USS Ramage, guided-missile destroyer USS Mason and the fast-attack submarine USS Newport News, is, as I write, making its way to…

イラク連邦化へ?

ここで触れたSCIRIのイラク連邦化に向けた動きだが、昨日イラク議会で法案が可決成立した。SCIRIとクルド人政党+α*1で140票の賛成票を集め、定員275名の議会の過半数をかろうじて達成。スンニ派政党、サドル運動、ファディーラ党はボイコットした。 だが、…

アンナ・ポリトコフスカヤ射殺される

モスクワ──ロシアのプーチン政権によるチェチェン政策を率直に批判してきた女性記者アンナ・ポリトコフスカヤさんが(48)が7日、自宅アパートのエレベーター内で射殺体で発見された。検察当局は、ポリトコフスカヤさんの取材・執筆活動と何らかの関連が…

The Last King of Scotland

ずっと前に制作進行中って書いた『スコットランドの黒い王様』ISBN:4105900102、もう完成して向こうで公開中とのこと。 予告をYoutube記法で試しに貼ってみるか。

ワシリー・グロスマン(1905-1964)

適当にまとめていたら長くなりすぎたので、別エントリにした。『人生と運命』の内容についてもっと書くべきだろうが、自分はまだ読んでいないので、人の言うことを鵜呑みにして書くのもどうかなと思って。 ワシリー・グロスマン(1905-1964) ワシリー・グロ…

20世紀ヨーロッパの10冊

アメリカ人歴史家で20世紀ヨーロッパが専門のトニー・ジャットが、'Postwar: A History of Europe Since 1945'刊行記念ということで、「20世紀ヨーロッパの10冊」をAmazon.comで選んでいる。 知らない本のほうが多いなあ。やはりジラスとグロスマンが気にな…

英語読みの表記

Schlesingerって、歴史家のアーサーはシュレージンガーで、映画監督のジョン(『真夜中のカーボーイ』!)はシュレシンジャーなんだな。Tony Judtもユットって表記すべきか迷ったが……

トニー・ジャット ─ ブッシュの“有用な間抜け”

教えられるところ実に大なエッセイで、ちょうど自分が考えていたことに関連した点をびしびしついてくるので、読んでて仰け反った。例えば── いわゆるリベラル・ホークについて。俺もトーマス・フリードマンが嫌いだ。 ソ連の反体制派だったナタン・シャラン…

A Confederacy or Statelets?

イラクの分裂について、専門家やマスコミが語ることも珍しくなくなってきたが、そうした方向についていくつかの動きをまとめる。 シーア派の最有力組織、イラク・イスラム革命最高評議会(SCIRI)の指導者アブドゥル・アジズ・アル=ハキムが南部シーア派諸…

『ルート181』ポレポレ東中野で上映

P-navi infoで知った。これは絶対見に行かねば。自転車で行けるぐらい場所も近いし。映画の公式サイトはここ。

イスラエル・ロビーについてのパブリック・ディベート開催

ここでちょっとだけ触れた論文が引き金になって、毒々しい罵倒と(それなりに)白熱した議論を呼び起こしているイスラエル・ロビーについてのディベートが行われる。論文の簡約版を掲載したLondon Review of Booksが主催。参加者がすごすぎる。 シュロモ・ベ…

American Theocracy

最近FLDSやウォーレン・ジェフスで検索してくる人が多いと思ったら、こういうことだった。 ラスベガス(CNN) 一夫多妻制の推進者で、成人男性と未成年少女の結婚を仲介した疑いで、米連邦捜査局(FBI)が行方を追っていた最重要指名手配者ウォレン・…

トルコ-クルディスタン関連

28日、アンタルヤ、イズミル、マルマリス、イスタンブールなどで連続爆弾攻撃があった。トルコの観光産業にダメージを与えることを狙った攻撃である。クルド自由の鷹(TAK)がマルマリスの件については犯行声明を出している。TAKは去年類似した爆弾事件でも…

The Wrens - Faster Gun

WrensにもPVなんてものがあったのか。ほかに"Everyone Choose Sides"も。

ジェイムズ・ティプトリーJr.の伝記が出版

タイトルは"JAMES TIPTREE, JR. The Double Life of Alice B. Sheldon" ASIN:0312203853。著者はJulie Phillips。New York TimesやSalonに書評が出ている。 Sheldon and her mother were very much alike -- but not exactly, and that difference seems to …

US firm to turn south Sudan rebels into soldiers

民間軍事会社のダインコープが南スーダンの反乱軍であるSPLAの元ゲリラを訓練することを請け負った。この契約は米国務省がスポンサーになっており、兵舎建設や通信設備の供給もダインコープが行う。 ダインコープはリベリアでも軍の訓練業務を請け負っている…

トルコとクルド人のあいだで緊張高まる

先月あたりから断続的に報道されていたが、トルコとイラク北部のクルド人のあいだで衝突の危険が高まっている。 トルコがテロ組織認定しているクルド人労働党(PKK)が、イラク北部のクルド人地域にキャンプを構え、トルコ領内にゲリラ的攻撃を仕掛けている…

クリス・ヘッジズ『戦争の甘い誘惑』ISBN:4309242839

すごく期待して読んだのに、なんなんだこの訳者は……。

"What to Do in Iraq: A Roundtable"

Foreign AffairsのJuly/August 2006号に"What to Do in Iraq: A Roundtable"という興味深い記事が掲載された。4+1人の専門家がこれからイラクでアメリカは何をすべきかを論じた討論会である。以下は議論の要約。

うーん

どうも更新が億劫になっていかんな。最近では毎日2、3時間英語でニュースやら論説やら10〜20ぐらい読んでおなかいっぱい、ブログ更新する気力も無くなってパソコンの電源を落とすという流れに落ち着いてしまった。英語だと第一級の記事がいくらでも読める…

国際関係論の便利ページ

最近国際関係論を勉強していて見つけた、便利なページをメモ。 Vincent Ferraro's Page。いろいろある。アイケンベリーの"Why Export Democracy?"が面白かった。あと有名な"Conversations with History"も。国際関係論の著名学者が相当数インタビューされて…

体重

なんかいつの間にか体重が75kgまで増えてて驚愕。見た感じはそんなに変わってない気がする。まあBMIでいえば22.3なんで問題ないといえばないのだが。こうやって年をとっていくのか。

ブッシュ vs. カミュ

フォルダ整理していたら見つかった。ちょっと時期を逸している感はあるが、とりあえず。 しかしアブグレイブが露見したときは「これで何もかも吹っ飛ぶ(吹っ飛べ)」と思ったんだがなあ。"A few bad apples"の仕業ってことで逃げ切ったのか……。

邦訳が出た!

アン・アプルボームの『グラーグ─ソ連集中収容所の歴史 』ASIN:456002619Xれた。亀山郁夫氏(『大審問官スターリン』)の推薦文が例によってとばしている。 「二十世紀ユーラシア大陸に現出したグラーグという名の巨大粛清マシーン。独裁権力が生んだ凄絶な…

シャミル・バサーエフ死亡(BBC)

ロシア連邦保安局のパトルシェフ長官は10日、チェチェン独立派武装勢力の最大の実力者であるバサエフ野戦司令官を殺害した、とプーチン大統領に報告した。バサエフ氏は約330人が死亡した04年の北オセチア共和国での学校占拠事件など数々の大規模テロ…

リアリズム vs ネオコンサーヴァティズム

友人と話していてどうもネオコン理解が陰謀論的というか、話がどうにも噛み合わないので、ジョン・ミアシャイマーの講演をちょっと翻訳した。 講演が元になっているので、文章も少々冗長で、論旨も単純化しすぎているが、ネオコンについてはまずこのぐらい大…

邦訳と訳者

Tom Segevの"Elvis in Jerusalem"って翻訳出てたんだ(id:kingfish:20060627、id:kingfish:20060628)。本によってはもう邦訳はでないもんだと決め込んで、確かめてみすらしないからなあ。しかし表紙は英語版のほうがずっといい。邦訳のはタイトルも相まって宗…

ボブ・ドナールに有罪(でも無罪みたいなもんだよ)

クーデターといえばこれもあった。(via id:Projectitoh:20060621#p1) 「戦争の犬たち」のモデルに有罪判決 インド洋のコモロで1995年、雇い兵部隊を率いてクーデター事件を起こし、凶悪犯罪者団体結成の罪に問われたフランス人の元コモロ大統領警護隊…

Adam Roberts,"The Wonga Coup"ISBN:1586483714

Guardianの書評で知ったが、例の赤道ギニアのクーデター未遂(参照)についての本が出版された。Wongaは英語のスラングで「現ナマ」ぐらいの意味。Sunday Timesで本の抜粋が読める。簡略な公式サイトもあって、そこの記述を引くと、著者のAdam Robertsは「エ…