2005-01-01から1年間の記事一覧

連載ルワンダ史

アップした。 そういえばルワンダ関連でこんなニュースがあった。ジェノサイドがほとんど終わった頃に行われたフランスの人道支援作戦「ターコイズ作戦」のさいに、フランス軍兵士が虐殺に関与していた可能性があるということだ。フランス軍が公式に調査をは…

"More Than Humanitarianism:A Strategic U.S. Approach Toward Africa"(リンク)

Council on Foreign Relationsのアフリカに関するレポートが出ていた。レポート自体はまだざっと目を通しただけだけど、このレポートに関して行われたパネルのトランスクリプトはだいたい読んだ。クリントン政権の安全保障担当補佐官だったアンソニー・レイ…

あ……

今年の10冊にアマドゥ・クルマ『アラーの神にもいわれはない』ISBN:4409130269てた。やっぱ読んだ本はブログに書かないと……。 この本は身寄りを亡くした少年ビライマが、グリグリマン(呪術師)のヤクバをお供に、内戦下のリベリア・シエラレオネを子ども兵…

連載ルワンダ史

ようやくアップできた。あぁ、公開に間に合うかな……。 そういえば23日に、(実は)アフリカ繋がりでもある『ロード・オブ・ウォー』を見てきた。傑作。この日は奇しくも16年前、チャールズ・テイラーがコートジボワールからリベリアに侵攻した、同じ日だった…

インテリジェント・デザインの敗北(Washington Post)

科学教育でインテリジェント・デザインの授業も認めることがペンシルヴァニア州ドーヴァーの教育委員会で決定されたあと、保護者たちが憲法の政教分離の原則に反するとして起こした連邦裁判の判決が出た。 結果は保護者側の勝利。インテリジェントデザインは…

『巨匠とマルガリータ』がテレビ映画化(参照)

といってもロシアの話。Guardianの記事を読むとなかなか盛り上がっているようだが、ロシア語がわからないので実際調べようがない。スクリーンショットらしきものは見つけた。 追記。公式サイトを発見した。

今年の十冊

今年出版された本からではないけど……。 トーマス・M・ディッシュ『アジアの岸辺』 シオドア・スタージョン『輝く断片』 ピーター・シンガー『戦争請負会社』 アントニー・ビーヴァー『スターリングラード 運命の攻囲戦 1942-1943』 Jack Womack,"Going, Goi…

ルワンダは書き終わらなかった……。ジェノサイドに至る流れに筋道をつけられず。だいたいジェノサイドしても戦争には勝てないだろ。インテラハムウェとか+ルワンダ軍で10万ぐらい、対するRPFは2万ぐらい。いくら士気と練度の差があるといっても、うまいアン…

『ホテル・ルワンダ』公開日決定

おぅ、思ったより早い……。公開日までにルワンダ史もジェノサイドまで終わらせないとさすがにまずいので、ブログはちょっとお休みする。ネットも控える。読書も減らす。 ジェノサイド直前まではほとんど書けてて、今週末には出せるだろう。12月中にはジェノサ…

The 10 Best Books of 2005

New York Timesの今年のベスト10冊が発表された。うーん、ここに『海辺のカフカ』が入っちゃうんだ。読んでないけどこの読書会の模様から判断するとどうも……。あとはゼイディー・スミスとかイアン・マキューアンとか。ノンフィクションのほうでGeorge Packer…

トニー・ヴァレリ『ミスター・ノーボディ』ASIN:B000065EIT

Hugoさんのところで取り上げられていて感想アップするのを忘れてたことを思い出した。1ヶ月前ぐらいに見た。 ボーレガード(ヘンリー・フォンダ)は西部でも並ぶ者のないガンマン。寄る年波に引退を考えていた矢先に、若いガンマン、ノーボディと出会う。ノ…

ティム・スパイサーの世界

代表的な民間軍事会社サンドライン*1の元CEOで、現在別の民間軍事会社イージス・ディフェンス・サーヴィス(Aegis Defence Services)のCEOであるティム・スパイサーの名が、再びニュースに浮上してきた。 Sunday Telegraphの記事によると、イージスと関係が…

《アラベスク》3部作書評

SF

前に感想書いたJon Courtenay Grimwoodの《アラベスク》3部作のしっかりした書評。感想書いた当時、特に調べないで書いたが、やっぱり『アレクサンドリア四重奏』は念頭にあったんだな。 このブログには他にもティム・パワーズの"Declare"の書評も。今ちょ…

連載ルワンダ史

ムセヴェニのこと書いたら、先生すごい勢いでダメな方向に行ってるな。このあいだのエントリ以降の展開を簡単に書くと── 黒シャツの軍人が裁判所に侵入する事件があって、裁判官が「司法権の侵害だ」と正当にも批判すると じゃあということで、ベシギェを今…

Terrorism Knowledge Base

War

前からあったらいいなと思っていたサイトが見つかった! テロのデータベース、これは便利だ。たぶん、今頃なに言ってるの?って感じなんだろうが……。

イスラエル/パレスチナ映画のルネサンス(Salon)

最近のイスラエル/パレスチナ映画が活況を呈しているというSalonの記事。そこから公式サイトと簡単なあらすじを引っぱってきた。 Eytan Fox,"Walk on Water"、(トレイラー) モサドのヒットマンであるイヤルは、生き残りの元ナチ将校を追跡する任務を受ける…

アンドリュー・ニコル『ロード・オブ・ウォー』(公式サイト)

「ジミ・ヘンドリックスの〈星条旗よ、永遠なれ〉を聴いたことがあるかい?」 (……) 「今度機会があったら、あの曲をちゃんとよく聴いてみるといい。あの曲が本当に国歌になってるような国を想像してみるんだ。不気味でも、ごきげんでも、ヒップでも、パロ…

セックスマシーン・ネクスト・ドア

ブルース・シュナイアー「ソニーCDが明らかにしたセキュリティー業界の本質的問題(上)」の続きを探していてみつけた。元記事は"The Sex Machines Next Door"。内容(特に写真)は18禁?なので注意。

連載ルワンダ史

アップした。1990-94年も年表は書いたけど、どうまとめればよいのやら。ムセヴェニのこと書いてたら、ウガンダはやばい方向にいってるし……。

"Occupation: Dreamland"

こんな映画があるらしい。2004年冬のファルージャってことは1回目のファルージャ総攻撃の前か。 それはそうと、IEDってのが今ひとつわからん。どんぐらいの技術レベルが必要なものなんだろう。

ウガンダで暴動

今年9月、ウガンダにキザ・ベシギェ(Kizza Besigye)が帰国した。ベシギェはムセヴェニが反オボテのゲリラ闘争を行っていたころから、ムセヴェニの主治医を勤めていた男。ムセヴェニがオボテを倒し権力を握ると、政界入りし、内相の座についた。ただ、90年…

ライム喰らいたちの策謀

『現代アラブの社会思想』でいわれていたアラブの陰謀史観の一例に、George Packer"Assassins' Gate"で出くわしてびっくりしたので紹介。この陰謀論のもともとの出所はトルコのスンニ派ムスリムとされている。どの程度知られたものかわからないが、Packerは…

Amazonで買った本

最近は洋書ばっかりだなあ。SFもいろいろ出ているけど『宇宙舟歌』ぐらいしか買ってないや。『ディアスポラ』すら読んでない。 Douglas Porch,"The French Foreign Legion: A Complete History of the Legendary Fighting Force"ISBN:0060923083 フランス外…

〈ダマスカスの無冠の帝王〉 対 〈イラクの無冠の女王〉

みたいな小説とかないかなあ。「帝国主義怪物列伝」でも可。 とりあえずフロムキンの『平和を破滅させた和平』ISBN:4314009667*1を買った。この辺、知識が非常に乏しいので勉強しよう。楽しみだ。 イスラエルはイスラエルできちんと知っておきたいが、政治的…

Rwanda:10 Years of Pain

上記リンクはFlashなので音が出るのと、暴力的なイメージが表示されるので注意。 2005年ピューリツァー賞の国際報道部門を受賞したNewsdayのDele Olojede記者のレポート。Newsdayはタブロイド判の新聞なのに、内容がセンセーショナルではないのが面白い。 ル…

クーリエ・ジャポン

11/17創刊とのこと。しかし雑誌って読む習慣ないや。雑誌を継続して買ってたのって中学のときのログインぐらいだ。それにメールで届く英語のニュース読むので手一杯だし。内容次第では応援したいけども。

カンザス州、「創造論」授業可能に 論争は必至

カンザス州トピカ──米国中部、カンザス州の教育委員会は8日、公立学校を対象とする科学教育の指針変更を賛成6、反対4で可決し、「インテリジェント・デザイン(ID)」と呼ばれる「創造論」の授業は可能とする決定を下した。IDは「複雑な宇宙は、より…

ファルージャ、11月、2004年(リンク)

イラク戦争に対しどんな立場を採っていようとも見たほうがいいと思うが、刺激の強い映像があるので見ろとは言えない。 しかしなぜ今になって放送なんだろう。ベルルスコーニがブッシュと距離を置きはじめた(参照)のと関係があるのか。イタリアの新聞では最…

ボリス・グロイス『全体芸術様式スターリン』

比類無きタイトルにひかれ、どんな本かも大して確かめずに購入してしまった。表紙はソッツアートのコマルとメラミート『「社会主義リアリズム」の起源』。参考用書評。

ソマリア首相の車列に爆弾 首相は無事、6人死亡

ロイター通信によると、ソマリアの首都モガディシオで6日、暫定政府のゲディ首相を乗せた車列近くで爆発が起き、6人が死亡した。首相は無事だった。 政府関係者によると、手投げ弾が投げ込まれた数秒後に地雷が爆発した。隣国ケニアで発足した暫定政府内で…