2005-01-01から1ヶ月間の記事一覧

 クルツィオ・マラパルテ

『戦争報道の内幕』の感想を書いたときに言及したクルツィオ・マラパルテだが、かなり有名な人物だったらしい。 調べると相当に特異な男で実に面白かったので、主にこのページから得た情報をまとめてみる。クルツィオ・マラパルテクルツィオ・マラパルテ(18…

 山口翼 編『日本語大シソーラス』ISBN:4469021075

買っちまいました。15000円也。仕事に必要なんだと自分を納得させたが、値段分の使い出があるかどうかは微妙。しかし自分の散見したかぎり、これ以外の類義語辞典はなんら役にも立ちそうになかったのでしょうがない。しかし、単独編者山口翼氏の神経をすり減…

 『戦争請負会社』は

エディスンの『ウロボロス』と同じ訳者なんだね。訳は頑張っていると思うが、こういう論文タイプの文章は英語で読んだ方が曖昧さが少なくていいからなあ。 今日は久しぶりにやることが何もないので、できる限り読み進めよう。とりあえず第5章を読み終わり(…

 ロバート・デ・ニーロ、『タクシードライバー』続編に意欲?

ロバート・デ・ニーロが、1976年の『タクシードライバー』の続編の制作に意欲を示した。(……)デ・ニーロは現在、脚本のアイデアを熟考中で、「マーティン・スコセッシ監督と、『タクシードライバー』のその後、いわゆる続編をやることについて話した」と語…

 『ゲーテッド・コミュニティ』

ここでちょっと触れた"Fortress America:Gated Communities in the United States"、翻訳出てるんだね(『ゲーテッド・コミュニティ―米国の要塞都市』ISBN:4785102209)。 訳者の竹井隆人氏本人によるレジュメ(比較住宅政策研究会での発表)を読むと、かな…

 村上春樹ってほんとに売れてるんだな。

話には聞いてたけど、こりゃすごいな。以下はネット書店としても有名なPowell'sのCity of Books(新刊、中古書の両方を売っている世界最大の本屋らしい)売れ行きベスト20。例によってSalonから。 Collapse by Jared Diamond The Kite Runner by Khaled Hoss…

フィリップ・ナイトリー『戦争報道の内幕』ISBN:412204409X

クリミア戦争における従軍記者の誕生からヴェトナム戦争までの、120年間にわたる戦争報道の歴史を膨大な資料を渉猟し検証した力作。 ある意味では従軍記者と戦争報道の敗北の歴史である。従軍記者は「国益」──それゆえ自国の戦争遂行努力を妨げるような報道…

アフリカの国営メディア

"Hotel Rwanda"の関連記事を読んでいて、こんな記述を見つけた。 Today, state-run Television Rwanda has been playing gruesome images of the genocide all day long. Machetes, spears, guns, rapes. It's meant to remind Rwandans of exactly what wen…

 マイケル・ウィンターボトムの次の企画は……

Guardianによれば、ウィンターボトムの次の映画はグアンタナモ・ベイに長期収監を受けた3人の英国人"Tipton Three"を扱ったものになるかもしれないとのこと。 しかしIMDbで調べてもっと驚いたのは、同監督による『トリストラム・シャンディ』の映画化。ただ…

 Python swallows Bush!(Salonへのリンク)

モンティ・パイソンのメンバー、テリー・“裸のオルガン弾き”・ジョーンズへのインタビュー。オブザーバー/ガーディアンに定期的に寄稿している政治コラムをまとめた"Terry Jones' War on the War on Terror"ISBN:1560256532記事とのこと。この寄稿の事実自…

 『戦場のフォトグラファー』

上の検索中に見つける。面白そうだな。

 VietNam Inc.

War

『戦争報道の内幕』で触れられていた写真集『ベトナム株式会社』のページ。

「気違い戦争でさ、だんな」

週80時間労働を開始して早3ヶ月。ついに体力が払底した様子。

Portishead復活(BBC)

たまたま話題にしたばかりでタイムリーだ。

普通にカットソーとか買うつもりだったのに、またいつ着るかわからんようなトレンチコートや珍服を買っちまった。トレンチコートはもっとがっちりした体型じゃないと似合わなげ。ほかにも散財する。本買っても読む暇ないなあ。

『戦争報道の内幕』読み中だが……

それよりジョン・リードの『世界をゆるがした10日間』をなんとしても読まなくては。 突然、我々は共通の衝動に駆られて起ち上がり、初めは口ごもりつつ、インターナショナルのなめらかな浮き立つような音調にやがて唱和していった。白髪混じりの老兵は子ども…

Mike Tucker "Gunner Palace"(公式サイト)

久しぶりにドキュメンタリーの話題。かつてフセインの息子ウダイが暮らした宮殿(それがタイトルにある通称"Gunner Palace")に駐留する野戦砲兵隊(field artillery)に2ヶ月密着し、ニュースでは伝えられない駐留生活や任務の様子を撮影したドキュメンタ…

Abu Ghraib abuse firms are rewarded

だいぶ前に書いた民間軍事会社のTitanとCACIがアブグレイブの虐待に関わっていた件。前にも触れたように2社の社員が虐待に関与していたと軍の報告書にあるが、にもかかわらずCACIは1600万ドルの契約更新、Titanは1億6400万ドルの新規契約を結んだとの記事…

ウォルター・ジョン・ウィリアムズ『必殺の冥路』ISBN:4150109192

といいつつ読了。id:Projectitohさんがここで“「スキズマトリックス+スパイ小説」の『必殺の冥路』”と書いていたが確かにそのとおりというほかない。臆面もないパクリ精神。 例えば、 ネオ改造主義者はどんなトラブルとも無縁な存在となるよう、自分たちを…

ピーター・シンガー"Children at War" ISBN:0375423494

『戦争請負会社』の著者、ピーター・シンガーの新著。これに関係する同著者の論文。 これもちょうど関心ある問題で面白げだなあ。ウォルター・ジョン・ウィリアムズ『必殺の冥路』なんか読んでる場合じゃないぜ! いや、こっちも面白いけど。

ハッピーマンデー法なんかいいからジョイ・ディヴィジョン法をつくれ

ところで誰なんだハッピーマンデー法なんて名前つけたのは?

リチャード・ロービア『マッカーシズム』ISBN:4003422015

『ベスト&ブライテスト』を再読して、やっぱマッカーシズムについて調べなきゃいかんなと思い読書。 しかし読んでわかったが、この本はマッカーシズムの本というより、マッカーシー本人の人物評伝といった趣きの本なので、期待から少しはずれた(アジア専門…

CONELRAD

web

BoingBoing経由。核時代の文化の収集ページ。

なんか最近書かないと覚えられないから、誰も興味がないようなことをたくさん書いちゃうよ。

フランス語

家に文法本があったので始めてる。なんにせよ、主要ヨーロッパ諸語のつづりと発音は仕事上やる必要があるのでちょうどいいよ。

FRÏS

前書いたlevelというウォッカが見つからないので代わりに買ってきた。これから本でも読みながら味見してみよう。 わからん。いつも飲んでる安物のウォッカよりねっとりしてる気がする。気のせいかも。うまいはうまい。

ジョナス・アカーランド『SPUN』(公式サイト)

あんま感想もないなあ。感想が出るような映画でもないし。同様にヤク中たちのローライフをつづる『トレインスポッティング』のように、ある種青春ものとして通底する境遇を描いているわけでもない。*1本当にid:TomoMachi:20040302に書かれているとおり、今ま…

 『イージー・ライダー☆レイジング・ブル』 asin:B000657QR4

町山智浩監修の『アメリカン・ニューシネマ/反逆と再生のハリウッド史』を見たいのにどこいってもこっちしかおいてないので、とりあえず借りてみた。 扱っている題材は同じくアメリカン・ニューシネマの10年間。ただこっちはアルトマン、フリードキン、スピ…

 <KKK>公民権運動家殺害でメンバー逮捕 米ミシシッピ州

米ミシシッピ州フィラデルフィアで6日、1964年に公民権運動の活動家3人を殺害した容疑で人種差別団体クー・クラックス・クラン(KKK)のメンバーとされるエドガー・キレン容疑者(79)が逮捕された。AP通信が伝えた。 映画「ミシシッピー・バー…

 ジャレド・ダイヤモンドの新作"Collapse"はダメらしい

山形浩生広報部より。 Future Punditのエントリを読んだ限り、確かにダメそうだ。文中の"uncontextualized trivia about environmental disaster"というのがピッタリな感じ。たまたま感想見たブログや大手サイト(Slateとか)は軒並み否定的評価だな。 メモ…