Middle East

オーランド・ブルームがロリー・スチュアートを演じる?

前に少しロリー・スチュアートのことを書いたが、スチュアートのこれまでの人生をベースとした映画が製作中だというニュース。 少し前のScotsmanの記事によると、スチュアート役はオーランド・ブルーム。3部構成で、1部がアフガニスタン踏破("The Places …

"Waltz with Bashir"

友だちに話したら知らないと言われたのでちょっと書いておく。"Waltz with Bashir"はイスラエルの監督アリ・フォルマンによるレバノン侵攻を扱ったアニメ・ドキュメンタリー。このあいだのカンヌに出品され、下馬評はかなり高かったが、残念ながら賞は受賞で…

西エルサレムのユダヤ教神学校が襲撃され、8名死亡

6日、西エルサレムのユダヤ教神学校が襲撃され、生徒8名が死亡した。襲撃者は東エルサレムのパレスチナ人で、単独犯という報道である。 背後組織については今のところ不明。ハマスは襲撃自体は称賛したが、関与は認めていない。ヒズボラのテレビ局では、〈…

イスラエル・ロビー本、続報

このエントリの続き。 『イスラエル・ロビーとアメリカの外交政策 1』を本屋で見てきたが、副島本人が訳しているわけではないようだ。そのあたりの事情は本人のページ(魚拓)に書いてある。あの独特すぎる文体でめちゃくちゃにされると思っていたので、ち…

ミアシャイマー、ウォルトのイスラエル・ロビー本が出版

このブログでも何度かとりあげたことのあるミアシャイマーとウォルトのイスラエル・ロビーについての論文が、内容を膨らませて本になった。タイトルは"The Israel Lobby and U.S. Foreign Policy" ISBN:0374177724。 ちょうどいい、だいたいニュースは追って…

Billionaire and Netanyahu-ally Gaydamak to start his own party

ロシア生まれのイスラエル市民でビリオネアのアルカディ・ガイダマック(Arkadi Gaydamak)がイスラエル政界進出を発表。党名は社会正義(Social Justice)であるが、政党ではなく社会運動であり、社会・経済的問題に特化した運動になるとガイダマックは記者…

Bin Laden's useful idiot?

Juan Cole先生のブログで知った。あまりに信じがたい失言なので思わずWhite Houseのページで真偽を確かめてしまった。公式のスピーチなので、ブッシュ個人の意見表明ではなく、スピーチライターが書いてこれっていうことなのか? 本当にそこまで理解力がない…

第二次レバノン戦争の中間報告書が発表

オルメルト内閣によって任命されたウィノグラッド委員会による第二次レバノン戦争の中間報告書が発表された。今回の報告書は戦争の最初の5日間が対象。それ以降の部分については夏に出る完全な報告書で扱われる。 報告書は戦争のデシジョン・メイキングに責…

ロリー・スチュアート

最近知った人物だがすごすぎる。往時の大英帝国が定期的に産出していた才能あるエキセントリックなオリエンタリストの風情。ただ、外見はそこら辺の兄ちゃんにしか見えない。

Slavoj Zizek "Denying the Facts, Finding the Truth"

1/5のNew York Times、Op-edにジジェク! いやあ、ジジェクはこういうところに出していい人間なんだ……。ということで記念に翻訳してみたが、正直意味があんまりわからん(手押し車の小話>同じトリックのところとか、オチとか)。でも訳しちゃったので、載せ…

イスラエルの選択肢

(メモ書きフォルダを漁ったら書き途中のがいろいろ出てきたので、今週中に書けそうなやつは書いて片づけてしまおうと思う) ウリ・アヴネリがアヴィグドール・リーベルマンについて書いた記事"Lovable Man"には、イスラエルの採りうる政治的選択肢について…

More rubble, less trouble

友人とイラン攻撃はあるかどうかを話していて、自分が「こう考えてみよう。イラク戦争がうまくいかないのはイランのせいだ、イランを倒せばイラクもうまくいく──たぶんこんな理屈を並べるやつだっているにちがいない」と言ったら、「そんな妄想みたいな話が…

リチャード・ハースの「新しい中東」から

上のを書いてて、リチャード・ハースの"The New Middle East"を思い出した。ハースは外交問題評議会の会長。 論文の論旨を簡単に述べると、スエズ動乱以後のアメリカによる中東一極支配は終わり、イランの台頭とともにほかの外部勢力も流入するが、その帰結…

アラブ諸国の核開発競争開始?

Timesの記事によると、複数のアラブ諸国がIAEAに核開発開始を通告した。このアラブ諸国とはアルジェリア、エジプト、モロッコ、チュニジア、UAE、サウジアラビアの6ヶ国。 6ヶ国が望んでいるのはIAEAでも認められているエネルギー原子炉の民間利用だが、こ…

シオニズムの大義はどこへ?

そういえば、ずっと前から疑問だったのが以下のこれ。 実際のところ、イスラエルにいるロシア語話者の最大で半数は、ユダヤ人の母親のもとに生まれたか、ユダヤ教に改宗したという意味でのユダヤ人ではない。これが理由で、彼らはこの国では結婚できない。こ…

アーサー・ネスレン「警報を鳴らせ」(追記あり)

第二次レバノン戦争の失敗以降、イスラエルのオルメルト政権の支持率は地に落ちていた。大統領、首相、閣僚、将軍らが汚職や犯罪で告発や捜査の対象になっていることも、この不人気に拍車を掛けた。世論調査でオルメルトのカディマや国防相アミール・ペレツ…

イラン攻撃はあるか?

The aircraft carrier Eisenhower, accompanied by the guided-missile cruiser USS Anzio, guided-missile destroyer USS Ramage, guided-missile destroyer USS Mason and the fast-attack submarine USS Newport News, is, as I write, making its way to…

トニー・ジャット ─ ブッシュの“有用な間抜け”

教えられるところ実に大なエッセイで、ちょうど自分が考えていたことに関連した点をびしびしついてくるので、読んでて仰け反った。例えば── いわゆるリベラル・ホークについて。俺もトーマス・フリードマンが嫌いだ。 ソ連の反体制派だったナタン・シャラン…

『ルート181』ポレポレ東中野で上映

P-navi infoで知った。これは絶対見に行かねば。自転車で行けるぐらい場所も近いし。映画の公式サイトはここ。

イスラエル・ロビーについてのパブリック・ディベート開催

ここでちょっとだけ触れた論文が引き金になって、毒々しい罵倒と(それなりに)白熱した議論を呼び起こしているイスラエル・ロビーについてのディベートが行われる。論文の簡約版を掲載したLondon Review of Booksが主催。参加者がすごすぎる。 シュロモ・ベ…