2005-04-01から1ヶ月間の記事一覧
ジル(クラウディア・カルディナーレ)はアイルランド人の農場主のプロポーズを受け入れ、新生活をはじめるため西へ向かった。しかし、西部に降り立ったときにはすでに農場主一家は無法者フランク(ヘンリー・フォンダ)に皆殺しにされ、ジルは一家の死体と…
興奮して書きすぎた。ほかにもマラパルテの充実した伝記*1、左右のテロが荒れ狂ったイタリアの「鉛の時代」、「モロ事件」*2などいろいろ勉強になった。いい本だった。 *1:マラパルテについての英語のページを読んでいて、臨終の際「カトリックの秘蹟をうけ…
ガブリエーレ・ダヌンツィオの簡単な伝記。ダヌンツィオの名前は辞書的なレベルで知っていたけど、「どうせ世紀末の青白いデカダンだろう」と決めつけて大して興味も惹かれなかった。だが…… 「16歳にして詩集を出版」、「秘儀的な審美主義に基づく詩作」、「…
マラパルテでググって発見した本書、目次を読めば察せられるように、マラパルテ以外にもいろいろ面白いトピックがあり、なかなかの拾いものだった。
前に話題にしたCIAのプログラム"Extraordinary Rendition"について、ルモンド・ディプロマティークに記事が出てた。 そうだ、CIAのプログラムといえば、"Code Names:Deciphering U.S. Military Plans, Programs and Operations in the 9/11 World"ISBN:15864…
近所の駅周辺で古本屋を発見。あまり行かない駅とはいえ、4年も住んで気がつかないとは。『ジャン・ジュネ伝』が2000円で売ってたので、迷った末に購入。 『スタスキー&ハッチ』はビデオスルーか。『ズーランダー』が最高だったので期待度大だったのに。『…
久しぶりに怒り狂ったせいかどうかわからんが、耳から血が出た。こめかみが痛いので、とりとめもなく更新。明日も直らなかったら医者に行かないと。
オックスフォード大の科学者グループが赤外線写真技術を用いて、オクシリンコス・パピルス(wikipediaの項)の解読不可能だった部分を判読することに成功した。 今回の解読により、ギリシア・ローマの文献*1が20%増加すると見込まれている。解読された文章…
裏のあらすじ(ここを参照)がいくらベイリーといえども奇ッ怪すぎるので二の足を踏んでいたが、いつものベイリーだった。むしろベイリーにしてはわかりやすい。物語的結論は『虎よ、虎よ!』と同曲。 今まで読んだベイリーの長編を好きな順で並べると── 『…
むーん、なかなか購買欲をそそる作品が揃っているな。こういったセールには珍しいミュージックDVDもラインナップに含まれている。
パルプ絵に寛容な自分でもこの表紙は勘弁。さすがに買う気が失せた……。
id:walkeri:20050413:p4で知りました。最近BBCからのメールをチェックする時間もなくて……。元のHuman Right Watchの調査はここ。 そういえば、今『戦争請負会社』の著者シンガーの第二作"Children at War"を読んでいるけど、シエラレオネの反政府軍RUFのおよ…
思ったより用例は少ないんだな。5話に1回ぐらい言ってる印象があったが。あ、2chの例のスレもいつのまにか3スレ目突入してた。
それにしてもだ、ロバート・アルドリッチをちゃんと見てないのは自分にとって大いなる損失(かつ恥)ではなかろうか? あらすじとキャストだけでニヤニヤ笑いが止まらん(そういう意味では『北国の帝王』がダントツか)。
ディッシュといえば彼のSF論"The Dreams Our Stuff Is Made Of"を読み中だが、予想に反して正統的なSF論になっていると思う。 いろいろ面白い話があったのだけど*1、一番驚いたのがこれだ。さて、以下のXは誰でしょう? あるいはXを例にとってみよう。後にわ…
『戦争請負会社』を読み終わって、アフリカのコロニアリズム期に関心が出てきた。世界史の授業でもこの辺はセシル・ローズやらエジプトやらにちょっと触れたぐらいでほとんど知らないし。 そこで『戦争〜』でもビブリオであげられていた上の本を買ってみる。…
最近暴力的な事柄にばっかり興味が集中してていかんなあ。いま関心があるのってアフリカ、子ども兵士、セキュリティ化あたりでどれも暴力に関連してるし。こないだのオフ会ではid:itaさんに「ルワンダの虐殺とか恐いことばっかり書いてらっしゃるからトマス…