Chechnya

アンナ・ポリトコフスカヤ射殺される

モスクワ──ロシアのプーチン政権によるチェチェン政策を率直に批判してきた女性記者アンナ・ポリトコフスカヤさんが(48)が7日、自宅アパートのエレベーター内で射殺体で発見された。検察当局は、ポリトコフスカヤさんの取材・執筆活動と何らかの関連が…

シャミル・バサーエフ死亡(BBC)

ロシア連邦保安局のパトルシェフ長官は10日、チェチェン独立派武装勢力の最大の実力者であるバサエフ野戦司令官を殺害した、とプーチン大統領に報告した。バサエフ氏は約330人が死亡した04年の北オセチア共和国での学校占拠事件など数々の大規模テロ…

アスラン・マスハドフ死す

チェチェン独立派の大統領アスラン・マスハドフが死亡(CNN.co.jpの記事)。ロシア側の声明によれば、テロリスト潜伏の情報を得たFSBは拘束を目的とした作戦を実行したが、そのさい偶発的に発生した爆発によりマスハドフは死亡したという。*1Chechen Watchの…

 シャミル・バサーエフ

New York Timesにバサーエフの経歴について長文記事が載ってた。なかなかバランスがいい。1991年のクーデター未遂のときエリツィンを守った話やアブハジアでグルジアを相手にロシア軍と共同作戦?(ここは今ひとつ真相が分かってないが)をした件も書かれて…

 ルスラン・アウーシェフ インタビュー

ChechenWatchさんから。必読。 別に今のところ「ロシア側の陰謀だ!」と思ってるわけではないが、どう考えても不可解な点が多すぎる。上のアンナ・ポリトコフスカヤの記事によると、事件の最中、ロシア側から人質の家族に対してなんの説明もなかったという。…

 プーチンに毒を盛られて(Guardian)

アンナ・ポリトコフスカヤが回復後ガーディアンによせた記事。「新しい情報はない」から載せるのをためらったが、まあ何かの足しにはなるだろう(抄訳です)。 9月1日、朝。北オセチアからの報告は信じ難いものだった。ベスランの学校が占拠されたというのだ…

 セルゲイ・コヴァリョフ下院議員インタビュー(リンク)

一応自分の立場というか、「誰に票を入れるか」ということをはっきりさせておくと、上記のリンク先が現時点では基本線が一致しています。具体的にあげると マスハドフと交渉を要求していること 傀儡政権(カディロフ>アルハロフ)との交渉は意味がないと考…

 アンナ・ポリトコフスカヤ『チェチェン やめられない戦争』 ISBN:4140808918

北オセチアの学校占拠事件は最悪の結果になった。なぜこんなことが起こってしまったのか、当然の疑問の声があがっている。そして、その際になされるほとんど反射的な回答は「チェチェンでもロシア連邦軍による蛮行が繰り広げられている」「民間人に対する不…

 アンナ・ポリトコフスカヤ情報

彼女については「チェチェン総合情報」さんのここを読んでください。記事の「背中を撃たれた将軍/消えた村にて/アンジェラ」とザカーエフへのインタビュー「この戦争に英雄はあり得ない」は『チェチェン やめられない戦争』に収録されています。

 アンナ・ポリトコフスカヤ回復か(リンク)

とりあえず意識は戻り、回復に向かっているようだ。よかった。しかしロシアのジャーナリスト弾圧は相当酷いと耳にはしていたが*1、 ここが重要な詳細だが、ポリトコフスカヤは、丸一日食事が取れなかった。機上での食事を、彼女は経験の豊富な人間として、断…

 アンナ・ポリトコフスカヤ服毒か(リンク)

北オセチアも人質の数が1500人に修正されるなど混乱しているが、昨日取りあげた『チェチェン やめられない戦争』の著者アンナ・ポリトコフスカヤが重体、原因は毒物らしい。しかし記事でさりげなく触れられているけど「放射性タリウムによって毒殺された同紙…

 『チェチェン やめられない戦争』 ISBN:4140808918

前々からバサーエフが何を考えているか理解できなかったが、今日配信された「チェチェンニュース」(メルマガ・購読はこちらから)には上掲書の紹介の流れではっきりこう書かれている。 抵抗を続けるチェチェンの独立派はどうか。国民と国際世論に活発に訴え…

 Robert Pelton "The Hunter, the Hammer, and Heaven"(ペーパーバックになったときにタイトルを変更したようだ)

著者のRobert Pelton(本人サイト)は現在5版まで出ている人気作"World's Most Dangerous Places"の編著者。PeltonはDiscovery ChannnelやTravel Channnelのシリーズのホスト役を務めており、またCNNやFOXにも渡航時の安全情報の専門家としてコメントするこ…