Science

リベラルと保守の道徳

macskaさんのエントリ「わたしは左翼であるのかないのか、あるいは経済学をこのブログで取り上げる理由」にコメントしたのをコピーして、ちょっと追記しておく。コンテクストは元エントリを参照。英語部分は適当に訳しておいた。 はじめまして。ブクマで思わ…

フライング・スパゲッティ・モンスター

自分も読んでブログで取り上げようと思っていた、ドーキンスのインタビューを翻訳している方がいました。"God Delusion"isbn:0618680004で行われたインタビューです。 それで、ちょっと翻訳の気になったところを。こういうのはメールですべきだと思いますが…

インテリジェント・デザインの敗北(Washington Post)

科学教育でインテリジェント・デザインの授業も認めることがペンシルヴァニア州ドーヴァーの教育委員会で決定されたあと、保護者たちが憲法の政教分離の原則に反するとして起こした連邦裁判の判決が出た。 結果は保護者側の勝利。インテリジェントデザインは…

カンザス州、「創造論」授業可能に 論争は必至

カンザス州トピカ──米国中部、カンザス州の教育委員会は8日、公立学校を対象とする科学教育の指針変更を賛成6、反対4で可決し、「インテリジェント・デザイン(ID)」と呼ばれる「創造論」の授業は可能とする決定を下した。IDは「複雑な宇宙は、より…

なんか

上のはすごい勘違いをしている気がしてきた。まずいな。 インテリジェント・デザインでまた生物学が気になりはじめたので、勉強し直そうか……

『利己的な遺伝子』について

混乱があるような気がします。ただし自分は文系で『利己的な遺伝子』を読んだのもだいぶ前なので、間違いや勘違いがあるかもしれません。あと、『利己的な遺伝子』は英語版しか持ってないので、ちょっと読みにくいですが。

モンティ・パイソンの空飛ぶ創造説(Slate)

Slateの記事が面白すぎたので紹介。全訳ではありません。 モンティ・パイソンのスケッチに「ブロントザウルスについての新説」(全文はこちら)というものがある。 Q. You say you have a new theory about the brontosaurus. A. Can I just say here, Chris…

キーワード『利己的な遺伝子』

リチャード・ドーキンス著。我々は遺伝子という名の利己的な存在を生き残らせるべく盲目的にプログラムされたロボットなのだ遺伝子は、マスター・プログラマーであり、自分が生き延びるためにプログラムを組む。 個体というものは、その全遺伝子を、後の世代…

"Balls of Fire: Bees carefully cook invaders to death"

さらにインテリジェント・デザインの証拠が! (Boing Boingより。)

 「進化論はまだ証明されていない」

しかし「進化論はまだ証明されていない」ってのもなんだなかなあ。遺伝子はまだ発見されてないのかもな。たぶんなんらかの自己複製子の出現から人類の誕生まで目の前でもう一回繰り返さないと証明したことにならないんだぜ。 ID論は進化論のメイングラウンド…

「反進化論」米で台頭 渡辺久義・京大名誉教授に聞く

うわあ。 でもこういう人を批判するときは「文系/理系」ではなく別のカテゴリーを使ってほしいよ。どういうカテゴリーかは言わないが。 ところで、ID論の批判に反証可能性が持ち出されることが多いが、むしろ以下の部分のほうが問題だと思う。 長年、科学の…

インテリジェント・デザイン

とおなじみペイリーの時計話*1がどう違うのかわからん。なんで今更もりあがってるんだろ? 純粋に政治的なタイミングなの? あと話はちょっと変わるが、化石の話を持ち出された創造論者が「いや、神が創造時に埋めておいたんだよ」と答えたという話を創造論…

奥修『ビョルン・ロンボルグ【環境危機をあおってはいけない】に関するいくつかのコメント』

必読。 特に「2 エネルギー利用の歴史と代替エネルギーの困難性」と「6 温暖化対策」はすさまじい。自分がSFに求めているものをある意味完璧に表現している。だがこれはSFではない! (via CAMP$ #31)

 デーヴ・グロスマン『戦争における「人殺し」の心理学』 ISBN:4480088598

読む前に考えていたより錯綜した多面的な本だったなあ。読む前は 兵士の発砲率が低いことが判明 スキナーやらミルグラムやら心理学理論を援用し発砲率アップ(この辺実際の訓練法とかを『フルメタル・ジャケット』ばりに詳述) (゜Д゜)ウマー、しかし恐ろし…

 "Religion Explained"

これもなんだかんだ言って買った。こういう進化論本にはクズも多そうだが、まあE.O.ウィルソンやスティーヴン・ピンカーが賛辞を寄せてるので悪い本ではないだろうと期待。このへんの英米の科学啓蒙書をこれから色々読んでいきたい。

 『戦争における「人殺し」の心理学』

読んでるよ。心理学的にはちょっと古さと懐かしさを感じさせるような記述が多いね。一世代前ぐらいの。しかし面白い。引用される軍人・兵士の談話や戦争の逸話だけでも満足だ。 ところで、謝辞(この謝辞がまた素晴らしいんだが)の そして不屈のわが同志、…

カニの口の神経をコンピュータで操作に成功(リンク)

チャールズ・ストロスのdiaryより。すでにこのカニ(ブルークラブ)からして超合金ロボっぽいんだが・・・。

bright(wikipediaのリンク)

ドーキンスが考えたんじゃなかったね、すみません。でもやっぱり趣味はよくないと思うよ。いや、Guardianの記事は気の利いたオチもついて面白かったし、述べられた意見にも基本的には賛成ですが。むう。友だちから「ブライトは何で趣味が悪いの?」と質問が…

 メモ

Amazonで検索してたらこんな本が。 Pascal Boyer "Religion Explained: The Evolutionary Origins of Religious Thought" ISBN:0465006965 ちょうど上の問題にも関係してて面白そう。あとで評判とか内容ちゃんとチェックしよう(Amazonの「この本を買った人…

 リチャード・ドーキンス

Thornくんに『利己的な遺伝子』に勧めようとして一抹の不安が。言うまでもなくすばらしい本なんだけど、不必要に攻撃的というか、先生こそもっと戦略的に振る舞って下さいよというか。いやそこで宗教批判を入れるのはどうなの?って部分もあるしなあ。無神論…

 Convoluta roscoffensis(リンク)

魚蹴さんのところのアフターマン復刊を見た。どういうレベルの本かいまいちわからん*1。絵は最高だけど。しかしポストヒューマン派の自分は読んだ方がいいかもしれん。立ち読みしてから決めよう。というより「ジメッツ・ストーム」とか「グリグラ・シュター…