ジョナス・アカーランド『SPUN』(公式サイト)

あんま感想もないなあ。感想が出るような映画でもないし。同様にヤク中たちのローライフをつづる『トレインスポッティング』のように、ある種青春ものとして通底する境遇を描いているわけでもない。*1本当にid:TomoMachi:20040302に書かれているとおり、今まで監督が撮ったPVをまとめたような内容。映像テクニックも、話の筋も。無理して露悪的なところも。でも別に嫌いではない。一般的にいえば不快で下品な映像が続くので、そういうのが嫌いな人は見ない方がいい。
ミッキー・ロークが久しぶりにいい役でうれしかったな。総じて役者はがんばっている。ブリタニー・マーフィミーナ・スヴァーリはむしろがんばりすぎ。
ポルノショップで、大統領に扮したミッキー・ロークが「感動的」な演説をする幻覚を主人公が見るシーンはあまりの馬鹿馬鹿しさに笑ってしまった。"It's not what the pussy can do for you, it's what you can do for the pussy!"

*1:日本語公式サイトには9/11云々書かれているけど、もうやめようぜ、その手の9/11話はよう!