アフリカの国営メディア

"Hotel Rwanda"の関連記事を読んでいて、こんな記述を見つけた。


Today, state-run Television Rwanda has been playing gruesome images of the genocide all day long. Machetes, spears, guns, rapes. It's meant to remind Rwandans of exactly what went on 10 years ago. But such images―though important―also serve to create an emotional blur that becomes impossible to see through.
国営テレビが10年前に起こった虐殺の映像を一日中流しているというのだ。これ自体かなり興味深いが、もう少し広くアフリカで国営メディアの果たす役割に関心が向いた。
ルワンダの10年前の虐殺においても、政府出資のラジオがフツ族憎悪を煽るのに大きな役割を果たしている。ナイジェリアのビアフラ内戦でも同様の例が見られる。赤道ギニア参照)やコートジボワール*1でも独裁者の道具として特異な使い方をされている。アフリカについて調べはじめたのは最近なので、こうした例は実際には他にもいっぱいあるのだろう。
まあ別に結論はないが、例えばスーダンダルフールについてどのように報道されているのかとか知りたいわけだ。虐殺の前にメディアで憎悪醸成、いわば虐殺に「お墨付き」を与える過程があると思われるので。