アラブ諸国の核開発競争開始?
Timesの記事によると、複数のアラブ諸国がIAEAに核開発開始を通告した。このアラブ諸国とはアルジェリア、エジプト、モロッコ、チュニジア、UAE、サウジアラビアの6ヶ国。
6ヶ国が望んでいるのはIAEAでも認められているエネルギー原子炉の民間利用だが、この突然の動きに懸念が持たれている。イランの核開発に呼応していると考えるのが自然だろう。北アフリカ諸国は代替エネルギーが必要であるとして理屈をある程度正当化できるが、UAEやサウジアラビアの場合そのような正当化は難しい。
サウジアラビアは前言を翻した形になるが、アメリカに相談なしでこういう動きにでたのだろうか。IAEAを通して進めるということなので、核開発よりその過程でなんらかの取り引きを望んでいるのか?
The case will be much harder for Saudi Arabia, which sits on the world’s largest oil reserves. Earlier this year Prince Saud al-Faisal, the Foreign Minister, told The Times that his country opposed the spread of nuclear power and weapons in the Arab world.