Africa

「アフリカ ゼロ年 第3回 子ども兵を生んだのは誰か」

第1回のダルフール紛争と比べるとだいぶ落ちる。感傷的になりすぎて分析はほとんどない。事実そのものに力があるんだから、プロデューサーだか誰だかの湿っぽい心情吐露的ナレーションは必要ない。また、子ども兵は全アフリカ(実際は全世界)的問題なんだ…

ウガンダの独裁者(たち?)

ウガンダの独裁者、ボクシング元ヘビー級チャンピオンであり、人喰い大統領の異名を持つイディ・アミンの映画が作られるらしい(BBCより)。 映画はアミンの伝記風小説"The Last King of Scotland"……って翻訳出てる!!(ISBN:4105900102) いやあ、これ全然…

NHKスペシャル「アフリカ ゼロ年」

毎週土曜夜9時から4週連続で放送予定。自分も気づいたのがさっきなんで、9日の第1回はもう放送終わっちゃったけど(自分は見てた)。 第1回は11日の深夜に再放送するようです。 各回の内容は以下の通り。 初回のテーマは内戦や地域紛争。スーダンでは、…

リベリア内戦の本

Stephen Ellis"The Mask of Anarchy: The Destruction of Liberia and the Religious Dimension of an African Civil War"ISBN:0814722199。この本を買った目的は主に3つ。 P.W.Singer"Children at War"ISBN:0375423494リベリアの内戦の70%、シエラレオネ…

 日本の非政府系“小社”が採掘権を獲得

id:finalvent:20050605:1117932512より。 非政府組織(NGO)を母体とする東京都内の福祉機器販売会社が東アフリカ・スーダンの油田の石油・天然ガス採掘権を獲得した。19日に正式契約する。 スーダンの石油資源をめぐっては、中国が筆頭出資者として参…

Mercenaries 'fuel W African wars'

id:walkeri:20050413:p4で知りました。最近BBCからのメールをチェックする時間もなくて……。元のHuman Right Watchの調査はここ。 そういえば、今『戦争請負会社』の著者シンガーの第二作"Children at War"を読んでいるけど、シエラレオネの反政府軍RUFのおよ…

Adam Hochschild "King Leopold's Ghost" ISBN:0618001905

『戦争請負会社』を読み終わって、アフリカのコロニアリズム期に関心が出てきた。世界史の授業でもこの辺はセシル・ローズやらエジプトやらにちょっと触れたぐらいでほとんど知らないし。 そこで『戦争〜』でもビブリオであげられていた上の本を買ってみる。…

 フレデリック・フォーサイス『ビアフラ物語』

ヤフオクで入手し読了。 ネットで「(ビアフラの)オジェク将軍に肩入れしすぎ」という評があったので不安半分だったが、いやいやこれは大傑作じゃないか。たしかにビアフラ側への肩入れは明白だが、そのことは本人が序文で断っているし、手放しの礼賛をビア…

Eyewitness: Terror in Darfur

id:finalventさんの運営する「スーダン・ダルフール危機情報Wiki」経由で知る。Fergal Keaneって前感想書いた"Season of Blood"の著者じゃないか! 仕事辞めたって書いたあったような気がしたが…… つうわけでちょっと訳してみた。これから仕事なので未推敲。…

 フレデリック・フォーサイス『戦争の犬たち』

独裁者キンバ大統領が恐怖政治を敷く西アフリカの新興国ザンガロに有望なプラチナ鉱脈があることを、イギリス大資本マンソン合同鉱業は探りあてた。その報に接した瞬間、マンソン社の会長ジェームズ卿の頭の中に、プラチナの採掘権を狙うおそるべき陰謀が組…

 モブツ

思い出したから書いておく。『ジェノサイドの丘』によればザイール(現コンゴ民主共和国)のかつての独裁者モブツは名前を自ら改名し、フルネームは「モブツ・セセ・セコ・クク・ングベンドゥ・ワ・ザ・バンガ」という。その意味は「全能なる戦士は克己心と…

 新たなジェノサイドが懸念されるブルンジ情勢

ルモンド・ディプロマティークから。『ジェノサイドの丘』にブルンジはルワンダの逆で、ツチ族の力が強いと書いてあったと思ったが、ちょっと違うみたいだな。 怖いのはこの辺だよなあ。 ブルンジのフツ系反政府武装勢力は、ルワンダの民兵勢力インテラハム…

 コンゴ内戦の歴史(WashingtonPost)

よくまとまったFlash。ナレーションは英語だが写真だけでも必見。写真で見ることができるとやっぱ違う。コルタン(タンタル)の採掘風景とか初めて見た。 コンゴ周辺については『闇の奥』関連で調べたことがあるのと、パトリス・ルムンバについてちょっと知…

 Mandela and de Klerk(IMDb)

なんとなくマイケル・ケインの顔が見たくなってIMDbを眺めてたら発見した。ネルソン・マンデラがシドニー・ポワチエ! マイケル・ケインはデ・クラーク大統領役。こんなのがテレビ映画でやってるなんて! 恐ろしいところだよアメリカは! マイケル・ケイン作…

フランスの傭兵事情

ルモンド・ディプロマティークの記事。 フランスの場合はアフリカの紛争で傭兵を使うというはっきりとした目的があるから、英米の流れとはちょっと違うのかな。それともフォカール以後でフランスの傭兵事情も変わってきてるのか?

"The Hunter, the Hammmer, Heaven"

読む暇がない。それに読みながら色々調べているから遅々として進まん。さて、シエラレオネの情勢を語る上でリベリアを避けて通ることはできない(うおっ、キーワードがある! そこを参照−−ちなみにリベリアは"The World's Most Dangerous Places"ではチェチ…

 Robert Pelton "The Hunter, the Hammer, and Heaven"(ペーパーバックになったときにタイトルを変更したようだ)

著者のRobert Pelton(本人サイト)は現在5版まで出ている人気作"World's Most Dangerous Places"の編著者。PeltonはDiscovery ChannnelやTravel Channnelのシリーズのホスト役を務めており、またCNNやFOXにも渡航時の安全情報の専門家としてコメントするこ…