新たなジェノサイドが懸念されるブルンジ情勢

ルモンド・ディプロマティークから。『ジェノサイドの丘』にブルンジルワンダの逆で、ツチ族の力が強いと書いてあったと思ったが、ちょっと違うみたいだな。
怖いのはこの辺だよなあ。


ブルンジのフツ系反政府武装勢力は、ルワンダ民兵勢力インテラハムウェと繋がりがある。インテラハムウェは1994年のルワンダ大虐殺の首謀者であり、コンゴ民主共和国に活動拠点を置く。

とはいえ、もしブルンジに強力なフツ系政権が発足すれば、インテラハムウェがコンゴ民主共和国から流入し、ルワンダのカガメ大統領の反発を招く危険がある。カガメ大統領はガトゥンバの虐殺事件の後も、国際社会の非力を非難している。
インテラハムウェ*1が残存してるのもある意味フランスと国連、NGOのせいだと言えるしな。カガメの怒りも当然といえる。というより、こういう見方を持ち込むのは良くないのはわかっているが、『ジェノサイドの丘』を読むとポール・カガメに萌えざるを得ないので、カガメのことはつい応援してしまうというか……
ルモンド・ディプロマティークの他の記事では「ダルフールの見放された紛争」が有益。ようやくSPLA、SLA、GEMのあたりを整理できた。

*1:そういえば、インテラハムウェの意味は「一緒に立つ人々」ということだ。この辺の人はみんなこういう名前が好きなのね。