NHKスペシャル「アフリカ ゼロ年」

毎週土曜夜9時から4週連続で放送予定。自分も気づいたのがさっきなんで、9日の第1回はもう放送終わっちゃったけど(自分は見てた)。
第1回は11日の深夜に再放送するようです。
各回の内容は以下の通り。


初回のテーマは内戦や地域紛争。スーダンでは、今年1月、20年間続いた内戦が終結したものの、西部ダルフール地方で、アラブ系民兵による黒人部族の虐殺行為が多発しているという。この事例から紛争発生のメカニズムに迫るとともに、国連常任理事国入りを目指す日本の支援のあり方も問いかける。

 第2回は貧困。世界有数の産油国でありながら、300億ドルもの累積債務を抱え、貧困にあえぐナイジェリアの実態を紹介。貧困の構造的な問題を探る。

 第3回は、誘拐され、麻薬や暴力で支配され、紛争の最前線に立たされている子ども兵の問題だ。15年前、NHKはモザンビークで8歳の子ども兵を取材した。今回は彼のその後を追ったが、直前に亡くなっていたという。そこで彼の仲間の元子ども兵にインタビューしながら、子ども兵誕生に絡む国際社会の責任について考える。

 最終回はエイズ。世界で最も多い530万人もの患者がいる南アフリカの状況をリポートする。10年前に治療薬が開発され、今やエイズは不治の病とは言えない。だが、途上国では高い特許料に阻まれて、薬が行き渡っておらず、南アでは年に40万人が亡くなっているという。自由貿易の拡大とともに、知的所有権保護が進んだことで、新たな悲劇が起きているのだ。