よし、エゼキエル・オプションだ!

このエントリで書いたマット・タイッビの記事を1つ訳してみた。タイッビも悪乗りしてるし、完全に自分の趣味で選んだので、あんまり面白くないかも。やっぱ反9/11陰謀論のほうにすべきだったか……
キリスト教(というべきかわからんが)ネタなので、嫌な人は読まないように。


世界の終わり
 By マット・タイッビ
 「さてと、どんな情況だったんだっけ? そうそう、アラブ人のファンダメンタリストの手によって、わたしたちが完全に絶滅されるってところだった。わたしの考えでは、こいつは8月22日に起こるはずだった。それに、とてもかしこい人たち、そう、わたしよりもずっとかしこい人たちだって、かなりの確率があると踏んでいたんだ。イランか、それとも中東の愉快ないたずら者の誰かが、思いきった動きに出て、みんなを煙に変えちゃうってね。だが、8月22日は過ぎ、こいつは起こらなかった。でもね……わたしがチップアンドディップを食べながら『ハウス』を観ている最中に、ヒズボラが“発射”ボタンを押す可能性も否定はできない。たぶん、こんなことは現実には起こらないけど、確かなところは誰にもわからないからね。それに、“現実には起こらない”ということで言わんとしたのは、ヒズボラ/発射の部分で、チップアンドディップの部分じゃない。わたしと、フレンチ・オニオン、それにラフルズ一袋は、そう、現実も現実だ」
──グレン・ベック、アンカー、CNNヘッドライン・ニュース

 CNNのプライムタイムに番組を持つ偽予言者のグレン・ベックは、世界の終わりについて警告を最近出した。ジョージ・W・ブッシュ統治下におけるアメリカでの生活の精神を要約した例として、これ以上ふさわしいものを考え出すのはむずかしい。選挙シーズン中に戦略的に発表されるハルマゲドンの緊急警告、プラス──ラフルズの宣伝!

 オライリー-ハニティ流の金切り声をあげるTVのおしゃべり野郎の世界で、ベックは新しい有望株だ。ベックはモルモン教に最近改宗した元ヤク中。保守だが共和党員ではないというのがベックのからくりで、これによりマイケル・ムーア殺害を空想したり、ニック・バーグ*1の父親マイケルを「くず」と呼んだりしながら、ある種の客観性を主張できる。ベックのテレビでの呼び物は半ばコメディ、半ばカーニバルの呼び込み風だが、お気に入りのテーマの1つが〈最後の審判〉である。ベックはジーザスが文字通り再臨することを固く信じており、野暮ったいジョークの合間にも暇あらば、聴衆に終わりが間もないと告げるのを忘れない。

 ベックとコンビを組むのは8つのあごを持つ恐怖のCNNパーソナリティ、Court TVから追いだされてきたナンシー・グレイスで、ベックの番組の合間合間に怒りの最新ニュースを伝える(ジョン・マーク・カー*2コロラドへ飛行機で連行されるさい、普段着の着用を認められたと聞いてグレイスは卒中を起こさんばかりだった)。ベックがCNNヘッドラインニュースの午後7時枠に入ったことは、アメリカのニュース番組史において、最も不可解な出来事の1つにちがいない。

 いや、不可解でもないかな? この種の〈最後の審判〉ビジネス全体が近ごろではミュータント福音派タイプのばかげた道楽を超えて、はるかに拡大しているという兆候があるし、実際中東政治で重要な役割を演じている。アメリカのイスラエル政策を動かすにあたっては特にそうだ。

 〈最後の審判〉がメインストリーム・メディアでデビュー・パーティを行ったのは、かつてブリンストン大に勤めていた学者バーナード・ルイス*3が書いた、今や悪名高いウォール・ストリート・ジャーナル8月8日の論説を通じてだった。この論説において、イラン大統領マフムード・アフマディネジャドが8月22日(ベックが焦点を合わせたのと同じ日)に「大変動を引き起こす事件」を計画しているとルイスは断定した。なぜなら、この日はイスラム暦では1427年のラジャブの月27日目に対応しており、ムハンマドが翼ある馬に乗り、天に昇って戻ってきた日だからである。なぜそういう理屈になるかは、あいつらに聞いてくれ。おれにはちっともわからない。

 なんにせよ、これが8月22日戦線の皮切りとなったようだ。以降、上っ面の真剣さに満ちたコメンテーターの一団がアメリカのテレビに登場しはじめ、来たる世界の終わりについて恐るべき警告をわめきはじめた。なかでも一番の大物はサンアントニオの牧師ジョン・ヘイギーで、彼の〈最後の審判〉に関しての実績はすでに多数の場所で報道されている(例えばオルタネットのサラ・ポスナーによって*4)。

 ヘイギーが重要なのは、彼が〈親イスラエルキリスト教徒連合(Christians United For Israel - CUFI)〉というグループを率いており、このグループは合衆国は結束して、イランに対して予防的先制攻撃を加え、ハルマゲドンを引き起こすべきだと考えているからである。ハルマゲドンが起これば、願ってもないジーザスの再臨がそれに続く。彼のグループがホワイトハウスに顔がきくという事実がなければ、ヘイギーはありきたりな汗まみれの変人福音派にすぎなかっただろう。共和党全国委員会委員長のケン・メールマンはネッド・ラモント叩きを中断して、7月に行われたCUFIの開会式典でスピーチをした。さらにサム・ブラウンバックとリック・サントラムも挨拶した。ヘイギーは式典の最中、エフード・オルメルトジョージ・ブッシュその人からの挨拶状を読みあげたと報道されている。ブッシュからの挨拶状には「イスラエルに神の祝福とご加護あれ。そして合衆国に神の祝福あれ」とかあったらしい。

 これでも恐ろしいこととは言えないなら、ワシントン・ポストに8月4日掲載されたダン・フロムキンの記事はどうだ。記事によると、8月22日説の有力賛同者の1人であるジョエル・C・ローゼンバーグとかいうのが、ホワイトハウスに招かれたという。ローゼンバーグは2005年2月10日にホワイトハウスの顧問「二十数人」と話をし、そのうち何人かとは以来連絡を取りあっているとフロムキンに語った。ローゼンバーグの話では、あるホワイトハウスの職員から電話があり、「こちらでもたくさんの人間があなたの小説を読んでいますよ」と言われて、会合という運びとなったという。小説には最近出版された『エゼキエル・オプション』も入っているに違いない。この本の筋書きでは──神よ、救いたまえ──ホワイトハウスの職員が敬虔な大統領に対し、ロシアを爆撃し、世界の終わりを引き起こすよう急きたてるのだ。

 『エゼキエル・オプション』は読んだ。こいつはアホタレのまじない的キリスト教いんちき科学的政治思想を思いつくかぎりめいっぱいつめこんだ目録一覧で、『ダ・ヴィンチ・コード』や『レフト・ビハインド』流の米国産ブロックバスターに特有の、機械的子供だまし文体で書かれている。どのキャラクターもマイク・ストームフィールドやらアンドリュー・ポーチデイルといった名前で、ロマンスといえばホワイトハウスの補佐官がCIAのエージェントにする教会お墨付きのキスがせいぜいで、そして人間はどうやらイタリックでしか思考できない(ジブリールの意味がついに分かったぞ」ゴゴロフは思った)。本に登場する人物は2つのタイプしかない──絶対悪か絶対善だ。悪人はみなムスリムコミュニスト、ヨーロッパ人、学者や左派で、善人は平和を愛する罪なきアメリカ人で、みんなアメリカかイスラエル政府、あるいは国家保安機関の肩書きつきだ。

 この本が注目すべき文書だといえるなら、ブッシュ時代に主流となった妄想的パラノイアの正確な描写になっているという、その点においてだけだ。ローゼンバーグによる現代史のテイクでは、イラク侵攻は感動的成功であり(「ホワイトハウスオプティミズムを抑えるのがやっとだった。平和で反映した民主主義国家イラクは……現代の中東を永久に別のものに変えた」)、この本での民主国家である新イラクの大統領は、トーマス・フリードマン言うところの神話的「イラクトーマス・ジェファーソン」にほとんどうりふたつだ。この男はサダム独裁下に暗号文のつまった本を出版したが、その暗号文の目的は、読者がバグダッドの公立図書館で禁制品のマグナカルタや独立宣言を見つける手助けだったという。

 サダム独裁下のイラクムスリムがインスピレーションを求めて独立宣言を読む? そんな想像はケンタッキーの炭坑夫がダイナーに集まり、イブン・タイミーヤを読んでからストライキに突入するとかアフガンのイマームが夢想するのと大差ない。つまり気狂いざた。でもこれがわが国の国民多数が抱く世界観だし、アフリカのピグミーだってベン・フランクリンの凧を夢見て育つんだと思っているやつだっている。

 この本のプロットは、ロシアの旅客機のハイジャックから展開する。ハイジャック犯が機をホワイトハウスに向けると、ジーザスを愛するマクファーソン大統領はぎりぎりまで待ち、飛行機を空から吹っ飛ばしたあと、173人の乗客を思って泣く。当然、この非道な行為が理由となって世界は反アメリカに転じ、やがて極右がクーデターでロシアを掌握すると、そのロシアに加わって──誰だと思う?──フランスとドイツがアメリカの「不当攻撃」の非難をするのだ。

 結局、全世界は国連主導のもと集い(なんと、数百万のアンチキリスト騎馬軍団も加わって)イスラエルに宣戦布告する。ただ1人、大胆不敵のホワイトハウス補佐官ジョン・ベネット──話の途中にイエスへの信仰に立ちかえっている──だけが(底の浅い『ダヴィンチ〜』スタイルの聖書研究を経て)、歴史がエゼキエル書の黙示的記述にしたがっていることを理解する。大統領に知らせなければ! だが遅すぎる。両サイドは熱核戦争によってお互いを破壊し尽くすが、この戦争はとても満足のいく、オーガズムじみたレトリックで描かれた救済として、この本では描かれる。そして結末では、イラク──アメリカが激励的な侵攻を行ったあとで非常な強国となっている──が新バビロン、地球の新大国として、ふたたび興隆するのだ……

 こういうたわけた馬のクソは、普通5歳以上の人間に笑いのほか何も呼び起こす心配はない──ただ1つの点をのぞけば。伝統派ユダヤ人一家に生まれたが、17歳のときにキリスト教に改宗したジョエル・C・ローゼンバーグは、かつてイスラエル副首相ナタン・シャランスキーと前首相ベンヤミン・ネタニヤフの上級顧問だったのだ。

 考えてみよう。イスラエル政府の元高官が合衆国に戻り、新ジャンルである〈最後の審判〉もののベストセラーのを執筆しはじめる。本の中心となるイデオロギー的趣旨は、アメリカはイスラエル側につき、アラブ世界、ロシア、ドイツ、そしてあの忌々しいフランスを含む、超強力な多国籍アンチキリスト軍団によって将来なされる侵攻を防がなくてはならないといったものだ。この侵攻は、この元高官がテレビで何度となく言うように、いつ起こるともかぎらないのだ。

 現代アメリカにおいて共和党基盤の支援を確保するのに、これ以上効果的な方法を思いつけるだろうか? 5000万部の『レフト・ビハインド』シリーズで抵抗力の弱まった人々をつかまえて言うのだ。もしイスラエルを支援し続けるように大統領を説得すれば、ジーザスに会える──そう、来週にでも! 自分がモサドのボスだったら、なんでこれを最初に思いつかなかったんだって、歯がみしてくやしがるだろう。いや、ひょっとしたら……思いついたのかもね。

 ローゼンバーグはこの夏のイスラエル-レバノン紛争の最中、FOXニュースに数かぎりなく登場し、イランによる劇的な攻撃を警告した。8月16日にはニール・カヴートのショーに出演、イランの大統領が「世界の終わりは急速に近づいており、イスラエルを破壊してその終わりをもたらすのが私の使命だ」と発言したと主張した。ローゼンバーグは自分が黙示録小説の著者だとは一度も話に出さなかった。

 主要テレビネットワークのほとんどと、ウォールストリート・ジャーナル紙上で、世界の終わりが大まじめに予測され、〈最後の審判〉ファンタジーに入れ込んだグループが上院議員共和党委員長、核兵器保有国2ヶ国の首脳の注目を要求できるなら、ことはもはや陰謀論ではなくなる。われわれは、アメリカ政治は理性の世界を去り、カルトの力渦巻く領域に入ったのだという事実を見据えなければならないかもしれない。

 こんな可能性を考えてみよう。政権の地上での政策はめちゃめちゃ、次の選挙を普通の政治的舞台で争うのは無理となると、カール・ローヴ一派もカルトのリーダーが信者に売りつけてきたのと同じものを売ることに興味を示さないともかぎらない──そう、死後の生だ。不信仰の徒に対抗するため、すでに聖地に展開している世界の守護者である最大の軍隊──「黙示録」のストーリーラインを売りつけるのにこれ以上の相手はないだろう。狂ったアイデアだが、同時に神がかってもいる。あいつらならやりかねないと思わないか?

グレン・ベックについて

グレン・ベックはもともとラジオのトークショーのホストで、CNNヘッドラインニュース(CNNではない)が番組改革として、今までのニュースのみからトーク番組を取り入れることにしたとき、スカウトされた。ヘッドラインニュースの視聴者がもともと少なかったとはいえ、かなり視聴者数増加に貢献しているようだ。ベックのトークぶりは例えばこのへんを参照(音注意)
最近ベックが注目を浴びたのは、キース・エリスン下院議員の件。キース・エリスンは、このあいだの中間選挙ムスリムとしてはじめて下院議員に選出された(ミネソタ州)。そこでベックはCNNヘッドラインニュースの番組にエリスンを呼ぶと、政治的に公正でない質問をしていいかと前置きしてから、次のように述べた。


「あなたは民主党員で、カット・エンド・ラン(イラク撤退)しようと言っている。[……]わたしが聞きたいのはね、『あなたがわたしたちの敵と協力していないと証明してくれませんか』ということですよ」
エリスン議員は軽く受け流したが、ほかのメディアでも取り上げられ、この件はけっこう話題になった。ベックのほかの発言はここでいろいろと視聴できる。

『レフト・ビハインド』について

『レフト・ビハインド』については高橋ヨシキ氏のすばらしい記事、悪魔の映画史 第1回を参照のこと。記事の中で全16巻で完結とあったが、『レフト・ビハインド』本編は12巻で完結。もう12巻でキリスト降臨しちゃったしね。いろいろ出てるのは前日譚(つまりラプチャー前の話)の模様。
ちなみに『レフト・ビハインド』と『エゼキエル・オプション』は同じ出版社から出ている。

『エゼキエル・オプション』について

Wikipediaのエントリをおおざっぱにまとめる。なんといっても“預言”なのでネタバレも何もない気がするが、一応結末まで触れているので、そのつもりで。

『エゼキエル・オプション』

『エゼキエル・オプション』はシリーズの3作目。前作までのあらすじはこんなかんじ。9/11とイラク侵攻後、イスラエルと西岸地区の占領地域に石油が発見され、イスラエルパレスチナ間に和平条約が締結、両国の石油採掘ジョイントベンチャーが開始され、イスラエルパレスチナ人は全員金持ちになっている。
本編。タイッビの記事にあるように、冒頭でロシアの旅客機がハイジャックされる。旅客機にはロシア議会の議員やルクオイルのCEOが乗っていたが、最終的にアメリカに撃墜される。この件が原因でロシアとアメリカの仲は冷え込む。そこを極右がつけ込み、ロシアでクーデターを敢行、権力を奪取する。クーデターによりロシアの新しいツァーとなったゴゴレフ大統領はアメリカとの国交を断絶。ついでにロシアはイランに核弾頭を売る。
ゴゴレフは国連で演説し、アメリカがイラクに要求したのと似たやり方でイスラエルへの核査察と核兵器廃絶を求める国連決議を提案。さらにロシアは、撃墜された旅客機がハイジャックされた証拠はないとアメリカを厳しく非難。同盟国の大多数がアメリカを見捨てる。
イスラエルは、もし決議が採択されても従う気はないとアメリカに伝える。そして、もし戦争に及べば、イスラエルはサムソン・オプションを実行するだろうと告げる。サムソン・オプションというのは、旧約聖書士師記に登場したサムソンから名前をとっている。ペリシテ人に捕らえられたサムソンは、柱を押し倒して神殿を倒壊させ、ペリシテ人を多数道連れにして死んだ。このサムソンのように、イスラエルが破壊されるときは、所持する核兵器を使って敵国も道連れにするぞというのがサムソン・オプションの意味である。
同じ頃、モサドの元長官モルデハイは、この展開がエゼキエル書に預言されたゴグ=マゴグ戦争に合致すると解明していた。なぜなら、ロシア(ゴグ)がペルシア(イラン)、シリア、トルコ、スーダンサウジアラビアと同盟してイスラエルと戦争しようとしているからだ。モルデハイはサムソン・オプションの代替案として、エゼキエル・オプションを提案する。エゼキエル・オプションとは、イスラエル核兵器を発射する代わりに腰を落ち着けて、神が敵にエゼキエル記にある通りの戦争を行うのを見守るというもの。
アメリカは、ロシアとイランの関係を暴露することでロシアの信頼を失わせようとするが、先回りされる。イランは核開発計画の放棄とIAEAの査察受け入れを宣言したのだ。核兵器はロシアから手に入れたので、自前の計画は必要ないというわけだ。イスラエルに関する国連決議は結局、アメリカ以外の常任理事国を含む圧倒的多数で可決される。
ロシアは自国大統領の暗殺未遂事件をでっちあげてモサドに罪を着せ、イスラエルに対する先制攻撃の口実にする。イスラエル国境へ向けて大規模な軍勢が集結しはじめる。この多国籍軍にはアラブ諸国とヨーロッパ諸国のほぼ全部が参加している。
決議履行締め切りの前日に、ロシアはイスラエルに向けて核ミサイルを発射する。イスラエルはサムソン・オプションの実行を準備し、多国籍軍のそれぞれの首都に核ミサイルを発射しようとする。モルデハイはイスラエル首相を引き留め、エゼキエル・オプションの実行を懇願する。
核ミサイル着弾8分前に、エルサレム近郊を震央とした大規模な地震が発生する。エゼキエル書(38章19-20節)の預言の成就に世界は震える。


わたしは熱情と怒りの火をもって語る。必ずその日に、イスラエルの地には大地震が起こる。海の魚、空の鳥、野の獣、地の上を這うすべてのもの、および地上のすべての人間は、私の前に震える。山々は裂け、崖は崩れ、すべての城壁は地に倒れる。
核ミサイル着弾2分前、空から火の玉が降り注ぎ、多国籍軍の国々を破壊する。クレムリンと、赤の広場レーニン廟は破壊される。ロシアの軍事施設がこれに続く。サウジアラビアでは、メッカとメディナが火の玉の直撃を受け、数千人を焼き殺す。トルコのブルーモスク、ドイツ国会議事堂も瓦礫に変わる。イスラエル国境に集結していた多国籍軍も焼き殺される。そして、エルサレムでは、神殿の丘に火球が降り注ぎ、アルアクサ・モスクと岩のドームを含む全建造物を破壊し、丘を更地にする。
こうしてエゼキエル書の預言は成就されたのだった。

*1:イラクでテロリストに首を切断された民間人。

*2:ジョンベネ・ラムジーを殺したのは自分だと狂言自白をした変態。

*3:一応、アメリカでもっとも尊敬されている(いた?)中東学者。少なくとも昔はもうちょっとまともだったらしい。

*4:"Lobbying for Armageddon"など。