Fergal Keane "Season of Blood"

BBCの南ア特派員によるルワンダ大虐殺を扱った本。虐殺直後(いや最中か)の現地取材のさいに書かれたもの。1995年出版。
虐殺の生々しさと緊迫感は上だが、全体の分析としては『ジェノサイドの丘』に劣る。しかし出版された時期や分量(『ジェノサイドの丘』は98年出版、分量は3倍ぐらい)を考えるとすばらしい仕事だと思う。第一章を費やした虐殺に至るまでのルワンダの歴史も、要点を落とすことなくコンパクトにまとまっている。
このページでかなりくわしく触れられています。)