"Krieg dem Kriege"

ソンタグの"Regarding the Pain of Others"で知った。
"Krieg dem Kriege"("War against War")は1924年反戦主義者エルンスト・フリードリヒによって出版された写真集。
フリードリヒは一種のショック療法によって戦争に対する忌避感を引き起こそうとした。そこで、彼は第一次大戦の帰還兵から得た写真や、戦争負傷者の病院記録、政府の機密報告書などから、特にショッキングで残酷な写真を180以上収集し、出版。さらに著作権を放棄し、自由なコピーや再出版を奨励した。
写真はここ(9ページまである)やここ*1などで見ることができるが、上記のように相当酷い写真も含まれているので注意すること。自分としてはどの残酷写真よりも、この延々と横たわる動物の白骨死体の写真がotherworldlyで強く印象に残った。

*1:このサイトはほかの箇所も面白い。