読んだ短編

母親を亡くした語り手が痛手からようやく立ち直った半年後、北ロンドンで当の母親を目撃するが……。とぼけた作品。よくわからなかった。語り手の母親である毒舌家*1の婆さんはチャーミングだけど……

同じブルックリンということもあり『スモーク』──というか『ブルー・イン・ザ・フェイス』かな──の一挿話でもおかしくない話。オチらしいオチはない。

*1:「女々しい若い男を“金玉がない”とののしったり、気どった若い女のことを“チョコレート・アイスクリームのクソでもしてるのか”などといってのける」