買ったもの

微妙に付加価値をつけた再発が続くなあ。まあでも、再発されるようなクラシックなロックは聞いたことがあっても持ってはいなかったので、いい機会かもしれん。

買っちゃった。あ〜、やっぱりホームビデオ風の荒い映像にThe Ronettesの"Be My Baby"が被さるタイトル・シークエンスは最高だ。この作品にスコセッシのすべてが詰まっているとはよく言われることだが、あんま見られていないようで悲しい。
本DVDにはスコセッシの音声解説が付されているが、映画を観ながらダベる形式じゃなく(そういうのも楽しいけど)かなりしっかりと作品と当時の事情について語っている。『ミーン・ストリート』とスコセッシ自身の人生の関係(「この作品を作っていたころの私は、ここに描かれているような生活に身を置いていた。(……)本作に描かれている思いやジレンマ、葛藤が、当時私の人生の大半を占めていた」)、ロジャー・コーマン“映画学校”、カサヴェテスの薫陶、当時のイタリア系アメリカ人の生活。映画でのポップスの使用について、作品での宗教の扱いからスコセッシの倫理観などなど……実に面白く啓発的。スコセッシの暖かく、ユーモア溢れる人柄もかいま見える素晴らしい内容。特典映像とかみない人はけっこういるみたいだけど、これはみないともったいないよ。 

ウィル・セルフ目当てで買ってみた。柴田元幸も自分には合わないんじゃないか、と思って訳書全然読んでないや。

そういえばちょっと前に買ってた。これは移動中じゃなく、家で色々調べながら読みたいけど、いつ読めるか。