『ジェノサイドの丘』・ダルフール

といいつつダルフール危機の予習準備として『ジェノサイドの丘』を再読中。これはルワンダのジェノサイドの本だが、その後ザイール(現コンゴ民主共和国)にジェノシダレが逃げてコンゴ内戦に発展したときスーダンが関係してきている*1。流れは非常によく似てるし、「国際社会」の対応とか今のところほとんど同じだ*2。だが今回は原油がある。うーん、ルワンダのジェノサイドが起こったときのフランスの位置に日本がつく可能性(もちろん軍事介入はありえないし、もっと消極的な形だが)もあるってことか*3スーダン外相訪問に関連しての話だけど。
『ジェノサイドの丘』。すばらしい本だし、多くの人に読んでもらいたいが、こういう本を薦めるというのも何か違うという気もするしなあ。『チェチェン やめられない戦争』のときも思ったが。

*1:地図を見るとわかりやすい。ただスーダンの関係といってもごくごく間接的なものだ。

*2:ただパウエルがジェノサイドだとはっきり言明した点は大きな進歩だろう。

*3:いや、その位置には中国が既についてるのか。いや、日本も人道支援と言いつつ、支援してたのはジェノサイド実行犯ということになりかねない。