届いた本とCD

"Pashazade"の続編。

誰かにあげたのか貸したのかしらんが、なくなっていたので再購入。あらためて確認するとすごい短編集だなあ。『スチール・ビーチ』も文句ばっか書いたような気がするが、いい作品ではある。ただ何人かの評者がヴァーリイは「読んでて気持ちよかった」というようなことを言って、それは確かにそうだ。なんだけど、長篇だとむしろ滑りがよすぎ、ひっかかかるところがないせいで、読んだあと「気持ちよかった」としか感想がでないというか。短編だとアイデアなり人物の葛藤なりがクッキリしてるからそんなことはないんだけど。

最近なんかYeah Yeah Yeahsとかニューヨーク界隈のバンドばっかり買ってるな。しかも微妙に後悔というか、いいんだけど別に買うほどではなかったなという気持ちを味わってる。The Walkmenも"Rue the Day"を聴き直して、歌詞がツボだったんで買ってしまいました。自分は音楽自体のセンスがないので、どうもリリックとヴォーカルに比重を置き過ぎっていうか。"Rue the Day"は"Yes New York"ASIN:B00009ATJY。このコンピレーションはタイトルはアレだけども、The Strokesのアルバムバージョンより遥かにすばらしい(というよりアルバムでは大した曲だと思えない)"New York City Cops"のアイスランドライブにInterpolの"NYC"、The RaptureにRadio 4まで入っててなかなかお買い得。
そういや話飛ぶが、スティーヴン・ピンカーがwalkmanという単語にはheadがない*1ので、walkmenなのかwalkmansなのか決め難いって"The Language Instinct"に書いてたと思ったが、このバンドはするっとWalkmenですな。

*1:失礼、headがなかったらwalkmansでいいって話になるはず。確認したら日本人にまま見られる擬似英語だからって理由だった。walkmanとmanの関係が完全に不明だからWalkmansでも座りが悪いといった説明。しかしgoogleではwalkmansのほうが多いな。いやこのバンドがウォークマンとは関係ないっていう可能性もあるのか