世界の開拓者、白人

そういえば『燃える男』の、クリーシィがローデシア(現在のジンバブエ参照)で白人新兵を訓練しているときの描写で、次のようなくだりがあった。


もともと開拓者としてやってきて、新しい国を切り拓き、初期アメリカの植民者と同類なんだと彼らは思っていた。しかし、時代が違っていた。彼らは黒人たちを一掃できなかった。アメリカ・インディアンやオーストラリア原住民のような具合にはいかなかった。大半の白人はそうしたいとも思わなかったし、実際に黒人を攻撃した少数の白人は、黒人の中にも地雷や手榴弾やバズーカ砲やカラシニコフの装備を持つものがいることを知った。
なかなか衝撃的な物言いだったのでメモっておく。別にクィネル自身の考えでもないだろうが。