スパイク・リー『25時』(公式サイト)

見た。Jobは見たのに何も教えてくれなかったが、その理由がわかったよ。実に語りにくい作品だな。9/11とニューヨーク、また最後のナレーションから現在のアメリカみたいな切り口で語ることもできるが、そういう話じゃないだろ感もある。むしろそういったテーマ的な理解のしやすさはわざと抑えている印象*1。アモラルな視点で主人公の最後の1日を描いている。
主役のエドワード・ノートン、その親友役のフィリップ・シーモア・ホフマンバリー・ペッパーがよかった。父親役ブライアン・コックスもすばらしい。あとロシアン・マフィアのボス役の人が本当にすごい顔だった。

*1:まあ、最後の例の場面やトイレでのNY呪詛のシーンなど、リーらしい部分もあるけど。