『続・夕陽のガンマン 地獄の決斗』 ★★★★

敬遠していた西部劇へついに手を出してしまったよ。 のっけから期待を裏切らず、眉毛が密林のごとく茂る苦み走った中年の面。鼻毛も見えんばかりのアップ! すばらしい顔だ! だがこの男は登場1分後に死ぬ。ただの脇役だった。しかし心配はいらない。こいつと同等かそれ以上の面構えの人物が次々と出てくるのだから! 

ストーリーは無いに等しい。南北戦争のドサクサに紛れて奪われ、隠された20万ドル。原題に「いい奴、悪い奴、醜い奴」とあるとおり、3人の男たちがこのカネを巡って渡り合う。いい奴(クリント・イーストウッド)、悪い奴(リー・バン・クリーフ)もかっこいいけど、この映画の顔は明らかに醜い奴(イーライ・ウォーラック)。こすっからくて執念深いが、愛嬌があり憎めない。間が抜けているが銃の腕は超一流で、決めるところはきっちり決める。最高。堪能した。
いやあ、西部劇楽しすぎるなあ。やっぱりもっと早くみるべきだった。