アブグレイブ報告書、更に24人を訴追か?(Guardian)

報告書は来週中に議会に提出される模様。タグバ報告に倣ってフェイ報告とでも呼べばいいのかな。NYTimesも参照。
個人的にはこの対象に含まれているらしいPMFの社員がどう裁かれるのかに関心がある。*1この辺はまだ調べ中なんで適当言うが、ここでも触れたように、PMFは法的なグレーゾーンに置かれている。いわばグアンタナモの囚人に対する扱いと同工と言ってもいい(方向は正反対だが)。そこで今度PMFの社員が訴追される場合、軍法で裁かれることになるのかどうかとか、PMFの法的地位は明確にされるのかとか、その辺の問題。
"The Corporate Warriors"もチマチマ読んでるが、自分に基本的な軍事知識が足りないんじゃないかと思ってモヤモヤして快調なペースとはいいがたい。内容はすこぶる面白いんだけど。
追記。Washington Postが一番詳しいか。匿名の政府職員からの情報によれば、訴追対象に士官クラスは含まれてない。PMFの社員は司法省に移し、民間の法廷で裁かれることを勧告する計画らしい。まあまだ非公式の談話だな。もう一つ別に報告があってこれも来週発表らしい。

*1:民間軍事会社PMF)のアブグレイブ刑務所への関与についてのSalonの記事も参照。アブグレイブに関与していたPMFとしてTitanとCACIの名前があがってたが、アブグレイブの20人の通訳者はすべてTitanの社員で、尋問係の約半分の31人がCACIの社員だったらしい。更に以前出されたタグバ報告や拘留者の証言によると、通訳者の一人が性的暴行に加わっていた強い可能性があるとのこと。他にも雇用の実態が相当杜撰だったことについての証言や、尋問者の1人へのインタビューなどもあり。