ドキュメンタリーの隆盛(Salonの記事)

「『華氏911』以外にも注目のドキュメンタリーはたくさんあるよ、つうか2004年のインディペンデント系で面白そうな映画はドキュメンタリーばっかだ」という特集記事。

  • "Supersize Me"

これについては町山さんのところ参照。

カタールアルジャジーラアメリカ軍のCentCom(軍の公式発表が行われる場所。報道各社の記者もつめてる)を往復取材して、戦争報道の現場とニュース形成の場面を捉えたドキュメンタリー。監督はエジブト系アメリカ人の女性。

反コーポレートの活動家であるアンディとマイクがWTOのパロディーサイトを作ったのがそもそもの始まりだった。しばらくするとパロディーサイトであることに気づかなかった人々から、講演の申し込みやWTOの代表としての出席を依頼するメールが舞い込みはじめたのだ。
自分たちが反対している組織の代表として活動する──またとないチャンスに2人は飛びつき、スーツに身を固めると、会場に向かう。そして何も知らされていない聴衆にショックを与えようと、自由市場の恐怖やグローバリズムを押し進めるためのとんでもない方策(例えば各国の文化的制度──シエスタなど──の廃止、民主主義も廃止!)をおもしろおかしく語ったのだ。だが、反応は2人が期待していたようなものではなかった。集まったエキスパートたちはジョークに気づかないどころか、2人が思いついた恐ろしいアイデアに賛成の様子をみせているのだ。

結果にがっかりした2人は、まったく新しいアプローチで教訓をあたえてやろうと策を練るが・・・
(これホントにやったのか? 犯罪じゃないの? これとかこれも参照。やっぱいまいちわからん。あらすじに書かれているようなことやったら訴訟は免れないと思うんだが・・・)

イメルダと聞いて最初に思い出すであろう名前、そう、イメルダ・マルコスの伝記映画。フィリピンの独裁者の妻としてのグラマラスでセレブな生活が描かれている。独裁者らしい自分の成功についての誇大妄想的珍説、謎の心霊理論(エデンのリンゴはアップル社だとかなんとか)などがインタビューで展開されるようだ。イメルダは自身や家族にインタビューさせたり、制作者に協力を惜しまなかったが、公開前に裁判所に差し止め請求を提出しているとのこと。
イメルダ・マルコスについてもほとんど知らないなあ。自分が小学校か幼稚園ぐらいのときに失脚、ワイドショーで宮殿の中かなんか取材してて、靴が数千足でてきたってのを見たぐらい。

こりゃ要約するのが難しい。現地球上でもっともパワフルな存在である法”人”、その心理的プロファイルを歴史的背景、目標、一流企業の重役へのインタビューなどを通して明らかにする。む、なんかうさんくさい要約になってしまった。共同監督の一人はチョムスキーのドキュメンタリー『マニファクチャリング・コンセント』の監督でもあるマーク・アクバーマイケル・ムーアへのインタビューもあり。

ハワード・ジンの伝記映画。と言ってもこの人のことは「チョムスキーを検索すると名前がだいたい一緒に出てんなあ」ぐらいしか知らない。今自分はものすごく失礼なことを言ってるな。