ネット上のPMFについての記述と友人からの左とか右とかの疑問を受けて

上位40件ぐらい見てみたが、ブラックウォーター社の4人が惨殺された事件について、とその流れでイラク戦争反対系のページが多いな。まあ戦争反対は反対だし、このsalonの記事を読むと相当キナくさい話が裏にあるようだが、自分の興味はそこにはあまりない。軍縮とそれに伴ってのアウトソーシングは世界的な傾向のようだし、その長期的な政治的・経済的帰結に関心がある。それこそスターリング的な意味で。あと右でも左でもどちらにしろ近代国家なり政治学の枠組みで考えたら大問題だと思うが。"Corporate Warriors"を読み終わって、考えがまとまったらこの辺は書くだろう。
ところで『スローターハウス5』を何度も読んだので、「戦争反対」と聞くとヴォネガットが友人から受けた忠告を思い出す。「反戦小説を書いてるんだって? 代わりに反氷河小説でも書いたらどうだ?」そのとおり、ヴォネガットも思った。戦争をくい止めるのも、氷河をくいとめるのと同じぐらい簡単だ。にもかかわらず彼は傑作反戦小説『スローターハウス5』を書き上げた。
・・・つまりここには教訓がある!