河出 モダン・クラシックス

友だちが『トラストDE』読んだと聞いてこれも『アレクサンドリア四重奏』と同じ河出モダン・クラシックスだったと思い出す。これも文庫化しないかな。

それで他に文庫化してほしいのはないかと『トラストDE』の巻末をチェック。既刊・続刊のリストに1、2行の作品紹介がついているのだが、その突き抜けっぷりに笑う。

  • アップダイク『農場』「耐えねばならぬ屈辱としての生に深い亀裂を覗き見た男の不安を描く」。
  • サロート『見知らぬ男の肖像』「心理学を超えて人間の現実を、存在そのもののなかで捉えたサルトル絶賛の反小説の代表作品」。
  • ケルアックいやケルーアック『路上』「失われた魂の根を求めて聖なる蛮行をくり返すビート世代の爆発的青春を描いた実存主義小説」

大言壮語の学校。