ヘンリーミラーコレクション

The Alexandria Quartet

久しぶりに本屋をゆっくり見て、そのときJobから教えてもらった。
全新訳! 『マルーシの巨像』(個人的にはミラー最高傑作)! 『セクサス』、『プレクサス』、『ネクサス』! 日本の出版界も捨てたもんじゃないなあオイ!! 水声社(フランス文学系でしたっけ)さま最高! できれば全部買って応援したい。5巻以降は必ず買う。
ついでに思い出したから告白しておくが、建築現場でバイトしてるとき"Nexus"を休憩中や行き帰りに読んでニヤニヤしてた。労働者階級に混じって働くそんな自分が大好きなプチブルみたいでゴメン。悪かった。だから俺たちは肉体労働にロマンチシズムを抱いていると揶揄されるんだ・・・。しかも"Nexus"はあまりに疲れ切ってた日、電車に置き忘れた。
でもそのおかげで同僚の人と仲良くなったからいいんだ。ときには世の中そんなこともある。 そう、「都会のファンタジー」ってヤツさ!

 そのほか本屋で

『パターン・レコグニション』ISBN:4047914681。前に引用した某有名マスコットの描写を確認してみたけど、サラッと流されてた・・・。まあ翻訳の勉強のため買ってもいいかもしれん。しかし映画化するのか、画面に出る商標ものの権利代だけで結構かかりそうな気が。それに<フッテージ>をそれこそ世界中の羨望の的となるような、圧倒的な映像として提示しないと話にならないが、よっぽど上手くやらないと非難が出るのは確実。誰がやっても厳しいだろうが、ピーター・ウィアーはその辺わかってるんだろうか? 完成しないに1票。
あ、ウエルベックの『素粒子』、だいぶ前に買うつもりだったの忘れてた。メモ。
それに『アレクサンドリア四重奏』は美しい箱に入った4冊セットを持ってた。数年前に見たときは全く歯が立たない英語に思えたが、ざっとみた感じ今ではそれほど難しそうには見えないな。