"Duck and Cover"

仕事が終わらなくて映画を見に行けないので上ので我慢するよ。『アトミック・カフェ』でも使われている教育映画だな(wikipediaの項)。「火事、交通事故……そして新たな危険、原子爆弾! そんなときにはンンン、ダック・エンド・カヴァー! トニー、いいぞ! その調子だ!」。
反共・核戦争っていうといつもP・K・ディックの初期短編が思い浮かぶ。「フォスター、おまえ、死んでるところだぞ」(傑作!)とか。ディックの50年代の短編は全編中半分ぐらい第三次世界大戦が勃発している(あるいは戦後)感じだ。
あとはこの"Perversion for Profit"も面白かった。「ポルノは共産主義の陰謀だ!」と反ポルノの白人闘士が吠える。「女性のバストに夢中?──フェティッシュの徴候です。ヒップが気になってしょうがない?──ソドミーの気がありますね。そして写真の背景にいる山羊! これは獣姦の暗示だ!」云々。